rt-sasaki’s blog

【プレイ感想】Deemo -Reborn-

今までゲームのプレイ感想記事はよく見るネットレビューみたいに箇条書きでいい点・悪い点を書いてたんですが、ネット上でライターとして食ってる方々と比べると当然ではあるが文章力が足りてないなと思う事が多々あり、そういう記事が見たい人はこんな個人ブログではなくそちらを見ると思ったのでフツーに作文っぽく主観多めで書いていった方がいいんじゃないかと思った。

外部から見つけてくれる人もそこそこいるにはいるが、結局は知り合いが見る場合の方が多いのでそちらのニーズにある程度は応えていきたい所存です。ダメだなと思ったら戻す。

 

遡ること1月中旬、うのーりんは帰省してからあまりにもやる事がなくポケモンばかりしていたのですが、それももう半年ぐらい続けていたので正直めちゃくちゃに飽きておりました。何度も言ってきたようにうのーりん氏は努力・継続という言葉とは縁遠いカスで、辛い思いをしてまでゲームをする理由はないという考えのもとコロコロとやるゲームすら変えていくタイプなので新しいゲームを探すことにしました。

やりたいと思って脳内ブクマしているゲームは山ほどあるので、買い物に行ってその日一番いいなこれ!と思ったゲームを買うようにしています。今回選んだのはこちら。

DEEMO -Reborn - PS4

DEEMO -Reborn - PS4

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: UNTIES
  • 発売日: 2019/11/21
  • メディア: Video Game
 

11月ごろにリリースされたps4用ソフト、DeemoーRebornーです。  公式サイトはこちら

Rayark社のスマホ音ゲーとしてリリースされているDeemoをps4用にリファインした本作。中3〜高2ぐらい(中高一貫出身です)、ゲーセンで音ゲーにハマる前の何もやってなかった頃にRayark社のもう一つの音ゲー「Cytus」を死ぬ程遊んでいて、流れでDeemoもまあまあ遊んでいたので懐かしさも感じつつ購入。多分ブログで記事は書きませんがswitch版のCytusも買っちゃった。

 

率直にプレイした感想を言うと、音ゲー部分は良くも悪くも思ってたのと違う。同じ名前の全く違うゲームをしている感覚なので、スマホ版のDeemoのベタ移植を想定して購入したなら戸惑うはず。タッチパネルのスマホ音ゲーps4のボタンでのプレイスタイルに移植するんだから同じなワケないが。

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操作はps4音ゲーで言えばDJMAXの6キーモードが一番近いかも。ただしあちらと比べてコンボ継続の判定が厳しめで、ボタンの巻き込みがとても多いので黒鍵(2,4番めのキー)は↑,△ではなくL1,R1で押さないと高難易度曲だと上手く演奏できない。DJMAXでもL1,R1を使う8キーモードがクッソ苦手で避けて遊んでいたので、Deemoでもトロコンまで遊んだけど全く慣れませんでした。6キーに加えてスライドノーツはLRスティックで取らないといけないので難易度HardのLv10超えてる楽曲はかなり難しいし脳トレ音ゲー慣れてない人はまず無理だしスマホのタッチ系しかやってない人はVRモードで遊ぶ方が操作性が近くやりやすいはず。

 

ああ、書き忘れてましたが、このゲームPSVR対応してます。VR持ってなくてTGSで先行体験したときしか遊べてないので詳しく語ることはできんが、音ゲーはもちろん後述する探索パートもVRで遊べるっぽい。これはファンならめちゃくちゃ嬉しいやつ。あと音ゲー部分もVRだとずいぶん楽になるってトロフィー好きが集まるサイトに書いてありました。もしVRとPSMoveを2本持ってる人なら買って損はない。そんな人はあまりいない気もしますが…

 

操作以外にもう一つスマホ版と大幅に違うのはアドベンチャーパートがそこそこ豊富にあること。スマホ版にも少しはあったけど、探索パートが3Dに変わり謎解き要素がめっちゃ増えました。スマホ版でDeemoが人気だった理由の一つとして音ゲーとは別に世界観とストーリーが良いってのもあったし、リメイクするにあたってそこを強化したのは良い考えだと思う。多くは語らずプレイヤーに想像させる部分も多いストーリーだったから探索でより深く世界観を掘り下げる事ができて相性が良かったようにも感じました。

謎解きの難易度自体はレイトン教授シリーズぐらいだと思ってもらえれば良いけど、一部音楽に関する専門的な知識がないと難しい問題はあった。周回要素やストーリー分岐はないので買い切りのゲームで1本のADVゲームとして遊べる分量かと言われると微妙。

 

 

もう一つ大事なことを書き忘れていた。曲数はDLC導入なしだと既存曲38+新曲28の66曲×難易度3種(VRモードの専用譜面も合わせると+2種類)。4000円ぐらいのゲームならこれで十分だと思う。あとは現時点でスマホ版有料チャプターの既存曲60曲がDLCとして配信が確定していてシーズンパスとして全部セットで買うと3000円。ちなみに買いました。

ただし、曲数だけで言うならスマホ版は現バージョン(執筆時バージョン3.6)だとストーリー解禁していけば240円で80曲ぐらい遊べるのでDeemoやった事なくて遊んでみたい人は手軽さ的にも曲数的にもそちらをお勧めします。そしてもっといっぱい曲やりたい!という人にはコスパ的にSwitch版のほうをオススメします。

DEEMO (ディーモ) - Switch

DEEMO (ディーモ) - Switch

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: フライハイワーク
  • 発売日: 2018/10/25
  • メディア: Video Game
 

Switch版はスマホからの追加要素こそないものの、追加課金で購入が必要だったパックも無料で入っていて、スマホのバージョンアップで出る新曲も(配信は結構遅れるものの)追加課金の必要なくアプデで遊べるようになっていってます。いつまでアプデ対応してくれるかはわからないし版権コラボ曲など一部入っていない曲はあるけど、今のところ3000円で284曲も遊べるし多分まだ増えるのでコスパならこれが最強。スマホの有料パックはだいたい5曲500円で全部買ってたら2万ぐらいするので…

じゃあps4版はどの層にオススメできるんだよって話だよな。新曲は軒並み良曲なので自信を持ってお勧めできないことが非常に悲しい。コンプ欲が強く、Deemoだけど音ゲーとしては違うものを受け入れられる人は買っても喜べるはず。(トロフィーは音ゲーそこそこやっててDLC課金に抵抗がない人なら頑張ればすぐプラチナ取れるからそこだけはオススメ)

 

 

総評

十分面白いが、どこの層に求められているのかがよくわからん作品ではあった。

音ゲーとしてもADVとしても他にもっと面白いゲームはあるし、スマホ版を知っていてこちらも買った人が全員納得できるファンゲームかと聞かれるとそれも微妙な気がする(実際レビューをいくつか見た感じVRでないボタンモードの音ゲーは評価がかなり低いので万人受けはしていない)。僕はDeemo好きなんで面白かったけどよっぽど好きでない限りスマホかswitchで十分だと思うしおすすめはしません。

ただ、フルプライスのゲームではないしVRにも対応しているのでコスパは良いと思います。ゲームをライトに楽しみたい、VR持っててps4音ゲーやってみたいと思う人には良いゲームなんじゃないかな。

あまりに良ゲーすぎたオリジナル版を知っているが故に、ここがこうだったら…と思う点が多々あったので自分の中で減点方式により評価が下がっていってしまった感は拭えない。初見ならもっと感動できたと思う。100点中66点としておきます(かなり適当)。