前回厳選はまだ先だな…みたいな話をした直後にアレなんですが、実はストーリー上で仕方なく1回厳選をするハメになり、それが死ぬほどキツかったのでメモ程度に書きます。
今回厳選したのはXでパッケージを飾る伝説ポケモン、ゼルネアス。禁止伝説はどうせ身内対戦ぐらいでしか使えないし厳選はしないでいいだろ、と過去作でしっかり厳選したことはあまりなかったのですが、なんと6世代からは伝説ポケモンが3V確定だそうで、まああと3箇所Vにするぐらい昔と比べたら余裕やろということで厳選することにしました。
ゼルネアス6V捕獲メモ
準備① 性格一致シンクロポケモンを作る
ポケモンのステータスにおいて個体値・努力値と同じくらいに影響力のある「性格」。
性格は全部で25種類あり、今回ゼルネアスで狙いたいのは素早さが1.1倍、攻撃が0.9倍になる「おくびょう」です。しかし個体値厳選の上に更に25分の1を狙うなど不可能に等しいため、厳選厨なら誰もが行うシンクロ持ちポケモンの厳選をまず始めに行いました。
特性「シンクロ」はバトルだと大した使い道はないですが(あるにはある)、シンクロ持ちポケモンを先頭にして野生ポケモンと戦うと野生ポケの性格がシンクロポケの性格と50%の確率で一致するという仕様があります。50%といえどもあるとないとでは大違いなので今回は特性「シンクロ」持ちで「おくびょう」の個体を作る必要があります。
シンクロ持ちポケモンといえばラルトスかケーシィですが、今回はカロスで捕まえやすかったのでラルトスを厳選しました。トレース持ちラルトスも副産物として狙えるので一石二鳥です(後述)。
6世代以降はタマゴ孵化厳選がそれ以前と比べてグッと楽になったので、1体捕まえてからはタマゴ孵化で厳選しました。偶然にも海外産の♂ラルトスをミラクル交換でゲットしていたため、タマゴの見つかりやすさは最高値で昔と比べるとかなり孵化作業は楽に感じました。
ただ運がゴミだったため、おくびょう持ちシンクロラルトスが永遠に産まれず結局74匹も孵化させる羽目になりました。25種の性格のうち23種が揃う運の悪さ。まあサンムーンでもどうせ使うのでたくさん持っておいても後で使えると思うしよしとします。
準備②ステータス確定用ポケ作り
想定以上に時間はかかったものの、なんとかおくびょう持ちのラルトスが作れたので次に厳選するポケモンのステータスを一部確定させるために別のポケモンを作ります。
いちいち捕まえてステータスを見てダメならリセットなんて方法を取っていたらクソほど時間がかかってしまうので、確定できるところは確定させて捕まえる前にリセットした方が精神衛生上いいです。
まず、どんなポケモンでもHPの個体値Vは「いのちがけ(自分の残りHP分の固定ダメージを相手に与え瀕死になる)」を使って確定させることができます。
今回狙うおくびょうゼルネアスが6VであるときのHP実数値は201のため、HP200のいのちがけ持ちポケモンを作って攻撃した際にゼルネアスの体力Vは確定というわけです。僕は今回手持ちにいたのでムクホークを使いました(ただしムクホークがいのちがけを覚えるのは遅く、HPが200を超えてしまう可能性があるためLv48までムクバードのままにしていのちがけを覚えさせてから進化させた方がいいです)。
更に、ゼルネアスは戦闘開始時に発動する特性「フェアリーオーラ」を持っているので素早さも確定させることが可能です。伝ポケだと「プレッシャー」持ちであるミュウツーなんかも同様の方法ですばやさは確定にできます。
戦闘開始時に発動する特性の発動順は素早さに依存するため、こちらも先頭に戦闘開始発動系の特性を持ったポケモンを使えば素早さもほぼ確定にできます。今回のゼルネアスは素早さVだと130なのでこちらは129にすればいいわけですね。たまーにゼルネアスも同じく素早さ129の場合があるので完全ではないですが(素早さが同じ場合はランダムで決定のため)ないよりマシです。
戦闘開始で発動する特性ならいかくでもプレッシャーでも何でも良いですが、ラルトス孵化で使い道のなかったトレース持ちが沢山いるはずなので、素早さが優秀な奴を適当にサーナイトまで育てて素早さ129にしました。あとこのサーナイトには厳選時のために眠らせる技をなにか覚えさせておきましょう。
ここまでで既に挫折しそうなほど時間がかかりましたが、厳選はここからです。
厳選開始
ここからいよいよ厳選です。
写真を撮り忘れましたが、先ほど用意した3体をシンクロラルトス(瀕死状態にしておく)→トレースサーナイト→ムクホークの順に編成し、残りは入れないことをおすすめします。というのも、ゼルネアス戦はフレア団イベントの終盤に起こるイベントの1つであり、捕獲直後にフレア団ボスとの戦闘が発生してしまいます。ここで強制的に先頭がゼルネアスになるため、無駄な努力値を入れずクソ長いイベントを見る前にステータスを確かめるにはわざと負けてポケモンセンターに戻る必要があるからです。3体なら適当に補助技でも出しときゃ手っ取り早く負けられます。
シンクロの効果は瀕死でも先頭であれば発動します。タマゴ孵化ならLV1だと思うので適当に草むらで死んでから挑みましょう。
それでは厳選開始です。ストーリーを進め、ゼルネアスと戦闘するイベントになったらまず1回目では逃げましょう。捕獲するまでストーリーは進まないため、固定シンボルで留まるようになります。ボール買い忘れなど準備し切れていない部分があれば固定シンボルになってから適当にポケセン行って戻ってきても待っててくれます。準備を完璧にして、固定シンボルの前でセーブ。ここからパターン化してダメならリセットの繰り返しです。厳選終了まで間違ってセーブしないよう注意です。
①戦闘開始、ゼルネアスの「フェアリーオーラ」が先に発動したのを確認
トレースが先に出たらリセはせず逃げるを選択しましょう。逃げる→再戦闘でも個体値は変わります。
そのまま交代してムクホークのHPを減らされてはいけないので適当に眠らせてから交代するように。
③ムクホークでいのちがけ、体力が残ったら捕獲
ここまで上手くいっていれば体力とすばやさはほぼV確定なので捕まえましょう。
マスボでもいいですが、強制捕獲イベントで捕獲率補正も高く、体力1のねむり状態なので好きなボールで粘るのも疲れてなければ全然ありだと思います。
④フレア団ボス戦でゼルネアスのステータスを確認
捕獲後そのまま戦闘です。ポケモン交代画面の「つよさをみる」でステータスを確認しましょう。
おくびょう6VゼルネアスのLV50時ステータスは上から201-135-115-151-118-130です。6V確定ではないですがこのステータスならボス戦は適当に負けてポケセンに戻り詳しいチェックをしましょう。ちなみにこのステータスなら6Vかどうかは確かめないでも十分妥協していいラインなので辛くなったらここから先は必要ないです。
⑤めざパで6Vを確認
個体値ジャッジをしてくれるNPCは殿堂入り後にしか会えないため、代わりにめざめるパワー(めざパ)のタイプを判別してくれるNPCにゼルネアスを見せて個体値を確かめましょう。
めざパは使用するポケモンの個体値によってタイプの変わる技です。威力は6世代から60固定になったためめざパを対戦で使うための厳選難易度は大幅に下がったのですがそれはまた別の話。
タイプ判定NPCはヒャッコクシティの民家にいます。6V時のめざパはあくタイプ技になるので、あく判定になっていたら6V確定です。安心してセーブし、厳選終了です。
…非常にめんどくさいですね。でも3V確定になったおかげで6Vが出る可能性は頑張れば出るかなぐらいまで上がってますのでヒマなら挑戦してみる価値はあると思います。この記事を参考に頑張ってみてください。
と偉そうに書いてみましたが、実は僕は妥協しました。おくびょうゼルネアスの6V実数値201-135-115-151-118-130がメモを見るまでもなく頭に浮かぶくらいにはリセットを繰り返し、丸2日ぐらいかけてようやくこの値のゼルネアスが出てきたのでもうこれでいいやという気分になり④時点でセーブして終了しました。後でめざパ確認しにいったらドラゴンだったので6Vではないことが確定しました。
どうしても気になったのでその日の内に急いで殿堂入りし、個体値ジャッジNPCに見せたところ攻撃だけ言及されなかったので攻撃個体値が30(U)もしくは28でした。まだ努力値振ってないのでどちらかは不明です。
ただ、ゼルネアスは特殊技全振りで攻撃は関係ない育て方がほとんどですし、スタンダードな対戦ルールでのLV50時では努力値を4以上振らない限りVとUに実数値での差は出ないため、攻撃に一切努力値を振らない育て方なら6Vとなんら変わらないので結果オーライですね。むしろその育成なら混乱時の被ダメ対策で攻撃は逆V(個体値0)の方がいいという考え方すらありますね。あとめざパ龍は刺さる可能性があまり感じられないカスなので技に入れる線はほぼなくなりました。ま、ゼルネアスを対戦で使う日なんか一生来ないだろうけどな‼︎
せっかくだからボールはオシャボと名高いゴージャスボールにした。
まあ久しぶりの厳選らしい厳選だったので楽しかったです。XYには同じようにミュウツーと三鳥もいるけどしばらく厳選する気にはならなさそうなので、次やるならタマゴ厳選かなぁ。
あかいいとで個体値遺伝できるようになってからのタマゴ厳選はまだやったことないので普通に楽しみですね。それではまた次回。